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診療について

認知症の治療

アルツハイマー型認知症

「ごく最近の記憶の障害」が初発症状です。すなわちちょっと前に話題にしたことをよく忘れる、さらには結婚式やお葬式に行ったというような「大きな出来事(エピソード記憶)」を翌日忘れるといった症状があればかなり疑わしいといえます。したがって 聖マリアンナ医大式コンピューター化記憶機能検査(STM-COMET)という「短期の記憶力を評価」するテストを行います。さらに日常生活でどのようなところができないのか、といったことを細かく評価するために作業能力のテストも行います。

また脳卒中や脳腫瘍といった他の原因がないかどうか、さらに脳の中の「海馬」と呼ばれる場所の委縮が早期から起こることが知られているため、頭部MRIの施行も必要です(聖マリアンナ医大病院等で行っていただきます)。

【治療法】

初期から中等度であれば、アリセプトやレミニール、イクセロンパッチ/リバスタッチパッチという薬が病気の進行を遅らせることが知られております。さらに中等度以上であれば、メマリーという薬も併用することが出来ます。また記憶の障害や認知機能障害などがあるとしまい忘れた財布を盗まれたといったり、自宅にいるのに自宅に帰るといって徘徊をするなどの2次的な症状がでることがありますので、これらの症状に対しては少量の精神安定薬などが効果的な場合があります。

脳血管性認知症

脳梗塞や脳出血などの脳卒中後に認知症が起こってくるものです。診断には脳卒中にかかったことがあるかどうか、また頭部CTや頭部MRIなどによる脳卒中病変の有無も決め手になります。 上記のアルツハイマー型認知症のように必らずしも「ごく最近の記憶障害」が初発症状ではないことも多いです。

【治療法】

脳卒中が再発することで認知症の症状が進むことが知られておりますので、再発防止のために高血圧の治療や高脂血症の治療、血液を固まりにくくする治療などが知られております。またうつ病やせん妄、物盗られ妄想などが合併することがありますので、その場合は抗うつ薬や少量の精神安定薬などが効果的です。

レビー小体病

「実際に見えない物が見えるという幻視」、「物忘れや作業能力の低下の程度が良くなったり悪くなったり変動する」、「時に手が震える、四肢の動きが悪くなる、歩行が小刻みになる(パーキンソン症状)」などの症状が出現します。

これらの特有な症状の有無などを詳細に検討して診断していきます。また頭部CTや頭部MRI、さらに核医学検査といった特殊な検査も必要な場合がありますので、これらの画像検査は聖マリアンナ医大病院などに依頼します。

【治療法】

近年、アルツハイマー型認知症の治療薬であるアリセプトが効果的であるとの報告があります。また、幻視などに対しては少量の精神安定薬が効果的な場合があります。

前頭側頭型認知症

アルツハイマー型認知症のように初期には「ごく最近の記憶障害」が目立たず、常同行為といって毎日のように同じ行動を繰り返すことが多くなります。これは毎日のように同じ食べ物ばかりを食べたがる、毎日のように同じコースで散歩をしたがる、これらの行為を邪魔されるととても不機嫌になったりします。

また真面目で普通の社会生活を行っていた方が突然、万引きなどの軽犯罪を犯したりします。 これらの特有な症状の有無を詳細に検討したりウイスコンシンカードソーティングテストで前頭葉の機能を評価したり、また頭部CTや頭部MRIなどで脳の前頭葉や側頭葉の委縮の有無を確認したり、核医学検査で脳の前頭葉や側頭葉の血流の低下の有無を確認したりします。これらの画像検査は聖マリアンナ医大病院などに依頼します。

【治療法】

他の認知症と比べると治療は難しいのですが、精神安定薬や抵うつ薬が効果的である場合もあります。また相当進行するまでは記憶が保たれていることが多いのでリハビリテーションプログラムへの導入も考慮されます。

認知症の症状

  • 最近のことをすぐに忘れてしまう
  • 大きな出来事(昨日、結婚式に出席したことなど)をすぐに忘れてしまう
  • 日付がわからなくなる
  • 憂うつな気分がする
  • しまい忘れたにもかかわらず、盗られたという など

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